元テーマパークダンサーyuyuです!
「テーマパークダンサーになるには」シリーズでは、テーマパークダンサーになりたい人に少しでも役立つ情報をお届けできればと思います。
◆テーマパークダンサーに必要なダンスって?
現役のテーマパークダンサーはもちろん、テーマパークダンサーを目指す人も、クラシックバレエ、ジャズダンス、モダンダンス、ストリートダンス、コンテンポラリーダンス、シアターダンスなど、様々なダンスジャンルの経験があると思います。
テーマパークダンサーを育成する専門学校やダンススタジオのカリキュラムには、クラシックバレエのクラスがないところもありますが、やはりダンスの基礎であるクラシックバレエの経験は必要不可欠です。
◆テーマパークダンサーにクラシックバレエはなんで必要なの?
クラシックバレエは全てのダンスの基礎です。ジャンプやターンをする際の軸の取り方や、筋肉・身体の使い方など、踊る上で欠かすことのできない基礎は、クラシックバレエを通して身に付ける事ができます。
◆テーマパークのショーやパレードで必要な技術って?
テーマパークで上演されるショーやパレードの振付には、様々なダンスジャンルの要素が入っているので、「このダンスの経験があればテーマパークダンサーになれる!」と言えるものはありません。しかし、どのテーマパークのショーやパレードでも必ずあることがあります。それは『走る(歩く)』『止まる』ということです。
『走る(歩く)』『止まる』ことなんて、当たり前だと思いますよね?しかし、これをプロとして美しく、カッコ良く魅せる必要があるのです。準備のための『走る(歩く)』『止まる』ではなく、振付としての『走る(歩く)』『止まる』なのです。
◆クラシックバレエから学び、活かせることって何?
クラシックバレエのレッスンでは、一つ一つの動き(ステップ)の技術だけでなく、立ち姿や移動まで全て美しくあるよう指導を受けます。またクラシックバレエの作品では、マイム(セリフを身体で表現すること)が使われます。そうしたレッスンを受けることで、自分の身体の美しいラインを理解し、指先や足先まで意識できるようになり、日常の動作も振付のように魅せる力が身に付くのです。
◆クラシックバレエの技術が衣装にも影響する?
テーマパークでは、作品や季節などにもよりますが、女性ダンサーの衣装の多くが、膝上丈でヒール着用であることが多いです。全身タイツの衣装も同様ですが、こういった衣装の場合は足捌きがとても重要で、膝が閉まっていないと下品に見えてしまいます。決まった振付を踊りながら、常にそれを意識するのはなかなか大変です。また、プロになってから身に付けるのでは、覚えることが多い中で相当な労力になります。なので、クラシックバレエのレッスンを通して、自然に魅力的な足捌きができる力を身につける必要があります。
◆「ジャンボリミッキー!」にもクラシックバレエの技術は必要なの?
昨今、大流行している「ジャンボリミッキー!」は、子どもから大人まで誰でも楽しんで踊ることができるよう、とても分かりやすく繰り返しの動きが多い振付になっています。一見、クラシックバレエの技術なんて必要ないように思いますよね?しかし、このようなシンプルなナンバーをプロが踊る時こそ、基礎力が試されるのではないかと思います。
◆まとめ
最近は、スポーツジムや地域のカルチャーセンターなど、クラシックバレエのオープンクラスが様々なところで提供されています。もちろん、テーマパーク専門ダンススクールのクラシックバレエのクラスを受けるのも良いと思いますが、クラシックバレエも先生によって指導の仕方は異なります。なので、敷居が高いと思われがちなクラシックバレエですが、気軽にオープンクラスや体験レッスンに参加し、自らの基礎力を高めて、テーマパークダンサーへの道を確かなものにしてほしいと思います。
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